ピアノ教室 確定申告 弥生会計

ピアノ教室も確定申告が必要

 

 

 

自宅で教室をされているピアノの先生は個人事業主です。
ですので毎年3月15日頃までに、昨年の1月1日〜12月31日までの収支をまとめて入力し、所得を計算して税務署にその内訳を提出しなくてはいけません。

 

ここでは実際にピアノ教室の先生が使っている「弥生会計オンライン」を使ったピアノ教室の確定申告の仕方について、写真や図を交えて説明します。

 

確定申告とは?

 

 

ピアノ教室の事業収入は主に、生徒さんからいただく「月謝」ですよね。
あとは、先生が演奏活動をしていれば、演奏による収入などもピアノ教室の事業収入となります。

 

そして、ピアノ教室の支出。
ピアノ教室の支出といえば・・・?

 

ピアノの調律費、教室用の楽譜、生徒さんが使うシールや文房具などの消耗品、スリッパなど

 

そういった収支を把握したうえで…

 

1月1日〜12月31日までの収支をまとめ、控除などを差し引いてピアノ教室の「所得」をはじき出すこと。
はじき出された「所得」の額に応じた支払うべき税金の額を計算すること。

 

これがピアノ教室の確定申告です。

 

ピアノ教室の支出(経費)について

 

飲食店や小売店などの一般的なお店と違って、ピアノ教室には「商品の仕入れ」というものがありません。
(飲食店では食材を仕入れますよね。そういった「仕入れ」の類がピアノ教室にはありません。)

 

なので、ピアノ教室の支出(経費)といえば先ほど並べた項目がメインなので、シンプルなものです。
ですが、エアコンなども使っているでしょうし、お手洗いを貸していればトイレットペーパーなども経費として計上できるんですよ。

 

ただ、エアコンの電気代やトイレットペーパーなどは、家族も共用だと思うので、当然ながら電気代のすべてをピアノ教室の経費として計上することはできません。

 

1か月分の家全体の電気代のうち、教室部分で使った電気代を計算して算出する必要があります。

 

レッスン室で使った電気代を経費として確定申告のために算出する方法

 

 

レッスン室で使った電気代を算出する方法は以下のとおりです。

 

まずは、以下の2点を把握しましょう。

  1. 家全体のうちにレッスン室が占める面積の割合
  2. 1か月のうちに何日教室が稼働していたか

 

そしてその割合を計算式に当てはめて行きます。
(小学生でもわかる計算ですのでご安心ください)

 

 

例えば、その月の家全体の電気代8000円だったとします。

 

レッスンルームの面積は25uで、家全体の面積が125uとします。
すると、レッスンルームが占める割合は家全体の5分の1(0.25)ですよね。

 

そしてその月のうち、21日間教室が稼働していたとします。
つまり、1か月(30日間)のうちに7割(0.7)の日数稼働していたということになります。

 

このような状況を計算式に当てはめると…

 

8000円(1か月の電気代)×0.25(レッスン室の面積の割合)×0.7(1ヶ月のレッスン日の割合)=1400円

 

よって、この月はレッスンルームの電気代は1400円と計上することができます。
つまりは「電気代1,400円」というのがその月の経費となるわけです。

 

いくら収入があったら確定申告をしないといけないの?

 

「うちはそんなに収入が多くないんだけど…」

 

というピアノの先生。
1年間の所得が38万円を超えたら、確定申告をしなくてはいけません。

 

「え!年間38万円といったら、1か月の月謝収入が約3万円以上の場合…うちは月謝収入が6万だからあてはまるわ!

 

そうです、月謝収入が月々3万以上ある先生は年間38万円以上稼いでいるのです。

 

しかし、「収入」「所得」は似ているようですが、厳密に言うと別物なのです。
ご説明しますね。

 

収入って?所得って?その違いは何?

 

【 収入 】 ・・・純粋に「入ってきたお金」の合計です。
月謝が月に10万だとしたら、1年間で120万円
これがピアノ教室の「収入」です。

【 所得 】 … 先ほど↑の収入120万円から、経費控除分を差し引いた額のことを指します。

 

先ほど例に出して計算をしてみた「電気代」「ピアノ調律代」、生徒さんが使う「文房具代」などの「経費」が年間で合計20万円かかったとします。

 

次に生命保険を払っている人には数千円〜数万円の「生命保険料控除」がありますし、国民健康保険などの社会保険料にも控除が適用されますので、それら「保険料の控除」の合計が3万円だったとします。

 

さらに所得税の確定申告をする人は全員38万円の基礎控除が受けられます。

 

あとは白色申告控除(あとで説明します)が10万円なので…

 

【 所得の計算 】
120万円(収入) - 20万円(経費) - 3万円(生命保険料等の控除) -  38万円(基礎控除) - 10万円(白色申告控除) = 58万円(所得)

 

ということで、この場合は<所得>が38万円を超えているので確定申告をする必要があります。
逆にこの計算をして<所得>が38万円を下回れば確定申告をする必要がない・・・とは言い切れないのが微妙なところです。

 

確定申告は、個人事業主が所得税を払うための申告です。
ですが、結果的には所得税は0円だったとしても個人事業主として収入を得ている限りは「これだけ収入があり、計算をした結果今年の所得税は0円でした」と申告をするのが正当なあり方なのではないかと思います。

 

 

確定申告には青色申告・白色申告ってあるけれど、何が違うの?ピアノ教室はどっちがお得?

「青色申告」「白色申告」という言葉を聞いたことがあると思います。
何が違うのかというと、今お話しした「控除」の額が違うのです。
白色申告の場合は控除額は10万円、青色申告は控除額が65万円です。

 

つまり、先ほどの控除額を差し引いた計算式『120万円(収入) - 20万円(経費) - 3万円(生命保険料等の控除)  -  38万円(基礎控除) - 10万円(白色申告控除) = 58万円(所得)』の、「10万円」の部分が青色申告になると「65万円」になるので『120万円 - 20万円 - 3万円 - 38万円  -  65万円(青色申告控除) = −6万円(実質0円)(所得)』となります。

 

確定申告をして税金を払う必要があるのは所得が38万円以上の場合なので、このケースで青色申告を適用した場合は納税に達しません。
なので所得税を払う必要がない、となるのです。
経費がどのくらいかかるかにもよりますが、目安としては月謝収入とパートや演奏などの副収入の合計が1か月あたり9〜10万円を超えていれば、青色申告にした方がお得と言えます。

 

↓ 実際にピアノ教室が青色申告で行った確定申告の控除などの内訳
(生徒数20名・月謝収入のほかに副収入あり)

 

 

 

 ↑月謝収入から、いくつかの控除が差し引かれていることがわかりましたでしょうか?

 

青色申告って誰でもできるの?

青色申告は、税務署に「青色申告を希望します」と意思表示をすれば誰でも適用されます。
ただし、「青色申告」の控除を受けるには、規定の帳簿付けを行う必要があります。
「規定の帳簿付け」と聞くと「ややこしそう」「面倒くさい」というイメージですよね。
しかしやよいの青色申告オンラインを使えば、「収支を入力するだけ」で、青色申告規定の帳簿を作ることができます。

 

↓青色申告をして65万円の控除を受けるには、まずは税務署にこちらの書類を提出。
  「所得税の青色申告承認申請手続」(国税庁HP)

 

確定申告って難しいのでは?自分でできる?

 

自宅で教室を開いていて、雇い講師もいなくて一人でピアノ教室を切り盛りしている先生は、自分で確定申告をしているケースが多いようです。

 

同じく1人で切り盛りしているといっても、美容室など収入の額も多く、仕入れなども多く複雑な場合は税理士さんにお願いしているケースもあるようですが、ピアノ教室ほどの規模、業務形態でした専門知識がなくても会計ソフトを使って充分、確定申告を行うことができます。

 

ピアノ教室の確定申告に便利な、自分でできる「やよいの青色申告オンライン

 

パソコンにインストールして使用します。
では手書きではなく確定申告にソフトを使うメリットについてご説明しますね。

 

確定申告は手書きでもできるはずだけど、ソフトを使うメリットは?

 

確定申告は手書きの、手計算でもできます。
そのまま税務署に提出してOKです。

 

しかし、手計算では、1か所に訂正が生じるとそれ以下全てが変わってくるので、また計算のやり直しになってしまうという大幅な手間がかかります。

 

ソフトでしたら、1か所を訂正すれば自動的に全体がつじつまの合うよう、計算しなおしてくれます。

 

10分の1ほどの労力で済みます。

 

あとは、確定申告は提出用1部と、自分の手元に保管する用の1部、合計2部同じものを作成しなければなりません。
手書きでしたら、当然同じことを2回書くハメになりますが、ソフトを使えばプリントアウトするだけで控えが完成してしまうのです。

やよいの確定申告。無料体験版・セルフプラン・ベーシックプラン…ピアノ教室の確定申告に適したプランはどれ?

 

やよいの青色申告には3つのプランがありますが、ピアノ教室の確定申告には「セルフプラン」が適格です。

 

やよいの青色申告オンライン

画像引用:やよいの青色申告オンラインHPより

 

ピアノ教室の確定申告には「セルフプラン」が適格な理由

 

やよいの青色申告オンラインには無料体験版もあるのですが、無料体験版は肝心な「申告」ができません(笑)あくまでも「体験」までですね。
なのでピアノの先生が確定申告をする時には、決算・申告までできる「セルフプラン」が適切です。

 

セルフプランは年間約8000円費用がかかりますが、実は初年度は利用料が無料なんです。
そうです0円で、入力から申告まで、確定申告がバッチリできちゃうんです。

 

しかも青色申告なら65万という、かなり嬉しい控除つきです。
ベーシックプランになるとメールや電話でのサポートが受けられますが、ピアノ教室の確定申告はそれほど複雑ではないので、おそらく必要ないかと思います。
管轄の税務署も、帳簿の付け方など電話相談をいつでも行ってくれますしね。

 

ではまずはどうすれば良い?

 

やることは3つです。

 

@ 開業届を出していない人は管轄の税務署に「開業届」を提出。
 <参考>「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」(国税庁HP)
A 開業届を提出していて「青色申告」にしていない人は税務署に「青色申告にしたい」と伝える。
 <参考>「所得税の青色申告承認申請手続」(国税庁HP)

B やよいの青色申告オンラインのセルフプラン(1年目無料)に、1月1日〜12月31日までの収支をひたすら入力していく。

 

どれが先でもかまいません。同時進行で進めてOKです。

 

 

下の画像は、実際に確定申告で「やよいの青色申告」を使っているピアノ教室の帳簿です。
こんな感じで「やよいの青色申告」に月謝収入や、経費にかかった項目と金額をひたすら入力していきます。
(※右端に金額の欄があるのですがちょっと切れていますね。すみません。)

 

電卓と計算式を見比べてはにらめっこ…なんてことなく、入力するだけで確定申告の提出書類が出来上がりです。

 

「やよいの青色申告」まとめ

@ 1年間の収入と支出を入力するだけで、確定申告の提出書類が出来上がってしまう!
A しかも「やよいの青色申告」なら、ちょっと面倒な「青色申告」も簡単なので65万円も控除が受けられてお得!

 

確定申告で65万円の控除を受ける!
やよいの青色申告オンライン

 

↓ 【※注意 ソフトを使い始めたらまた見てください】 ↓

 

青色申告の帳簿付けの際の注意!!
ピアノの先生のほとんどは、事業収入(月謝等)を家計に使うと思います。事業収入は遊びに使おうと何に使おうともちろん自由なのですが、1つだけ忘れないでいただきたいことがあります。家計にまわした事業収入は「事業主貸」の勘定科目で処理しておくことです。例えば「事業主貸 7月分生活費 ¥80,000」といった感じですね。
これをしておかないと、いざ確定申告をする時になると書類の「資産の部」に実際は使ってしまって、ありもしない「資産」が何十万と計上されてしまいます。覚えておいてくださいね!家計に回した分は「事業主貸」で!

 

 ※ こういうことですね ↓